よくみられる胃の内視鏡所見の解説

萎縮ってどういうこと?ポリープといわれたけど大丈夫?上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)でよく使われる、胃に関する専門用語をまとめました。■は、通常ヘリコバクターピロリ(HP)感染を伴う胃でみられる所見で、○はそうではないものです。

■萎縮(萎縮性胃炎)
主にヘリコバクターピロリ感染による慢性の炎症が原因で、粘膜が不均一に薄くなった状態です。通常胃の奥の方から拡がってきます。

■びまん性発赤
 連続的な拡がりをもった均等な発赤で、粘膜の炎症のために見られる所見です。HP除菌により、比較的短期間で消失、軽減します。

■点状発赤
 大きさや形が不揃いな点状の凹凸の無い発赤で、おもに胃の上の方に出現します

■粘膜腫脹
 粘膜の炎症、浮腫による所見で、厚ぼったく、凹凸の小区画の集合として見られることもあります。

■皺壁(しゅうへき)腫大、蛇行
 胃のひだが太くて蛇行している所見です。

■過形成性ポリープ
 発赤調のポリープで、出血して貧血の原因となることがあります。HP除菌を行うと、縮小、消失することが多いです。

■黄色腫
 白~黄色調の平坦もしくは丈の低い隆起です。HP除菌後も残存します。

○RAC(Regular arrangement of collecting venules)
 血管が規則的に整然と配列する像で、遠景では点状に、近接ではヒトデ状に見えます。

○胃底腺ポリープ
 多発するのが特徴です。通常、悪性化することはなく、経過観察で問題ありません。

○稜線状発赤
 胃の長軸方向に縦走する帯状の発赤で、数本が並び、一般に皺襞の頂上部に見られます。

○隆起型びらん
 たこいぼ状のびらんで、おもに胃の奥の方にみられることが多い所見です。

○ヘマチン
 古い血液成分が胃粘膜に付着しているもので、胃酸分泌機能が保たれていることが一因と推測されています。

出典:胃炎の京都分類(日本メディカルセンター)、内科学第10版(朝倉書店)

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